こんにちは!ひがし保育園です。
「火傷したらアロエをはる」→アロエをはっても火傷には効きません。
「白髪は抜くと増える」→抜いても増えません。実証されています。
「朝が弱いのは低血圧のせい」→低血圧ではなく、自律神経の切り替えがうまくいっていない。
「運動前のストレッチは入念に」→今の考えでは、必要以上に筋肉や関節を緩め過ぎるのはかえってケガにつながります。やるなら運動後が良いです。
以上のように、一昔前は常識であった考えは、今は非常識であったり、何の根拠も証拠もない言い伝えだったりします。
子育ても一昔前とはだいぶ異なります。
「トイレトレーニングは早めに行う方が良い」→脳の発達によりますので個人差があります。早ければ良いということはありません。
「抱き癖がつくから求めてもすぐには抱っこしない」→安心感や自己肯定感につながりますので抱っこは積極的に。
「お風呂上りにベビーパウダーをつける」→汗をかくための汗腺をふさいでしまうことになりますので、つけ過ぎ注意。
まだまだいろいろありますが、どんなことでも、これが一番正しいということはないのかもしれませんね。
明治時代や大正時代の頃は、「今の若い者は本ばかり読んで…日本の将来心配だ」なんて言われていたみたいですよ。
しっかり読書できるなんて、今ならすごい勉強家や努力家だと言われますよね~。
子ども達が大人になる未来では、今の常識は非常識になっているのかもしれません。
「○○でなければいけない」という思い込みは、本当に正しいのでしょうか?
情報化がどんどん加速し、私たちはいつかおいてけぼりになるのかもしれません。 子ども達がいろんな多様性を認められながら、一人ひとりがすばらしい未来を生きている姿を想像すると、
「先生~まだそんなこと知らないの? 遅れてるな~(笑)」なんて言われるのを、私自身すこし楽しみにしているような気がします。