こんにちは!ひがし保育園です。子育てにおいて「自己肯定感」が注目されており、いろいろな情報をSNSで見かけるようになりました。

ひがし保育園も「自己肯定感」を育む保育を理念として掲げており、ひとりひとりのお子さんにとって、どのような関わりが求めれられるか考えながら保育することが日々の課題であり、私たちの「やりがい」でもあります。

自己肯定感とは、「あるがままの自分を価値のある存在だと感じること」をいいます。

この自己肯定感が低い場合、人とうまく関係が築けない、人を信じることができない、なんだか憂鬱な気分になる…

やる気が起こらない、感情的に怒ってしまう… など人間関係において「生きにくさ」を感じてしまいます。

自己肯定感が低くなる要因はさまざまですが、その一つに「思い込み」が自分の評価を下げてしまう場合があります。

「○○しなければならない、○○でなければならない」という「~べき思考」は、自分の考えや行動を厳しく評価するだけでなく、
他人にもおなじようなことを求めてしまうことがあり、トラブルの原因になってしまうこともあります。

「自分がそうだから相手もこう思っているだろう」という思い込みも、相手の考えを自分の経験だけに頼って予想してしまい「怒り」「悲しみ」などの感情を先取りしてしまいます。

このような「思い込み癖」があると、人の何倍も敏感に反応してしまいます。

そして、人は自分でもこういった「思い込み」に気がつかないことも多いので、うまくいかない人間関係を誰かのせいにしたり、自分の人間性を無意識に否定してしまい、結果として自己肯定感が低くなってしまうのです。

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「思い込み」は過去の経験から学習した予防策であり、
特に、心がひどく傷つく経験をされた人は、いつも自分自身を守ろうとする傾向にあります。

このような状態は誰にでも起こる可能性があり、自分を「ダメな人間」だとか、「親として、人として失格」だなんて思わないで欲しいと願っています。

完璧な人間などいませんし、感情があるからこそ、人の「優しさ」や「思いやり」に癒されることもあるのです。

子育てのことや、人間関係で気持ちが落ち込んでしまうことは誰にでもあります。

「正しいor間違い」「良いor悪い」などを自分の思い込みによる物差しで判断せず、一歩立ち止まって、「なんで自分はこんなに怒っているのかな」「もしかしたら心配の先取りをしているのかな?」…

「なにが心配なのかな?」「本当はどうしたかったのかな?」「そっか、大切だから伝えたかったのかな?」「大好きだから悲しかったのかな」…

などと、自分の心に寄り添い優しくしてあげると、自分という存在の「大切さ」や、「かけがえのない価値」を実感できるきっかけになるかもしれません。