こんにちは、ひがし保育園です。人間の脳は、2つのことを同時に行うことは苦手であり、パフォーマンスを大きく低下させるといいます。
たとえば、車を運転しながらスマホを観る「ながら運転」などは、注意力が低下して事故につながる可能性が非常に高まります。
身近な例では、何か考えながら家の「カギ」をかけると、「カギ閉めたっけ?」と忘れたり、
カギはかけたけど、何しようとしてたっけ?と用事を忘れてしまうことってありませんか?(笑)
これって、人間の脳は複数のことを同時に行うことが難しいという特徴があるからなんです。
“泣いている子どもの口に飴玉を入れると泣き止む”なんて昔から言いますが、まさに2つの感情を同時に処理することが難しいという結果かもしれません。
※泣いている子の口に飴玉を入れると窒息の可能性がありますので、絶対にやらないでくださいね。(あくまで例え話です)
気持ちをどこかに逸らしてあげることが目的ですが、子どもが「自分のことを軽視している」と感じると火に油なので、
何を求めているのか、子ども扱いせず、真摯に向き合ってあげることも大切です。
私たちも何か悩みにとらわれている場合は、それだけに執着してしまいがちですが、
試しに、掛け算の2の段を心の中で唱えながら、今日の夕食のメニューを考えてみてください。
なんだか考えることが難しいことを実感できましたか?
不安な時や悩んでいる時こそ、目の前の景色を眺めたり、深呼吸してみたりしながら、あえて他のことに注意を向けてみると、新たな気持ちで向き合えるかもしれませんよ。