こんにちは、ひがし保育園です。お子さんの「できないこと」「まだ足りない」と感じていることが、焦りや不安になったり、時には子どもを責めてしまったりすることはありませんか?
子どもが困っていたり、悩んでいる姿を想像して、「できるだけ早めに解消してあげたい」などと望むかもしれません。
しかし、問題は子どもではなく、「鏡」のように映し出された、みなさん自身の心が縛りつけていることが原因なのかもしれません。さて、今回は「鏡の法則」についてお伝えします。
たとえば、「○○できないと、自分は価値がない」「○○でないと、人に尊重されない」「拒絶されるかもしれない」…無意識にそんな思い込みがあるとします。
このように「人の価値」を「できる・できない」「人と比べて良い、ダメ」などで考えてしまうと、いつも自分に足りないものに注目してしまい、
必要以上に頑張り過ぎたり、自信をなくしてしまうこともあります。
本来の自分ではなく、「○○でなければいけない自分」を演じていると、気がつかない内に自分の心を傷つけてしまい、自己肯定感が低くなってしまうのです。
また、見栄を張ったり、自分を大きく見せたり小さく見せたりしなければいけない…
そんな人の周りには、同じような人が集まり、心の底では信頼できない関係を築いてしまいます。
苦手や弱みのない人なんていません。今、幸せそうにしている人もたくさん失敗していますし、ダメなところもあるのが人間です。
100人いたら100人に好かれる必要なんてありません。自分の良いところだけでなく、ダメなところを知っても、
「しょうがないヤツやな~(笑)」と笑い飛ばしてくれたり、それでも一緒にいてくれる大切な人を、自分も大切にすればいいのです。
さて、お子さんの話に戻りますが…。「○○できない」とダメな子ですか? 愛されない子でしょうか?
「どんな能力があろうがなかろうが、それでも大好きだよ。大切なんだよ。そばにいて欲しいんだよ。」それがみなさんの本音ではないでしょうか?
「○○できないと仲間じゃない」「友だちじゃない」…そんな人に合わせるような子育てを選びますか?
それとも、「あるがまま」を受け容れられ、大切に想われるような子育てを選びますか?
自分が人を信頼できれば、子どもがこれからの人生の中で出会う人を信頼できるようになり、
自分が「あるがままでいいんだ」と思えれば、「子どもも大丈夫だ」と…
まるで「鏡」のように、心から安心できるようになるものです。
これが「鏡の法則」です。