こんにちは、ひがし保育園です。子どもがいうことを聞いてくれなくて困るので、なんとか「行動をコントロールしたい!」…そのように思うことは誰でも一度は経験するかもしれません。
「え?先生、わたし毎日それで子育てが大変で困ってるんですよ~!!」中にはそんな喫緊の悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
気がつけば「いい加減にしなさい!!」が口癖になり、感情的になってしまう自分に対して自己嫌悪に陥ってしまうことってありませんか?
このような子育ての状況が続くと、子どもも大人のことを観察して「どこまでやったら怒られるか?ここまでなら怒られないか?」という間違った判断基準が形成されてしまう可能性があります。
また、「○○しなさい」「○○してはいけない」という命令は、無意識に「自由を奪われる」と感じさせ、「自由」を守るために「反発」や「抵抗」が大きくなってしまうこともあります。
ご自身では甘えさせている、受容していると思っていても、子どもの心に何か満たされない気持ちを抱えていると、それを「かけ引き」の手段として泣いたり、癇癪を起したりする場合もあります。
つまり、子どもは私たちが思っているよりもず~っと賢くて、逆に私たちをコントロールしようと好ましくない行動をとってしまうのです。
今、「やばい!わたしのこと?」なんて思ったあなた、大丈夫ですよ!ご自身を責めないでくださいね。 親になる前に子育ての講習を受けた人はいませんし、今日は少し子育てが楽になるヒントをもらってラッキーくらいで受けとめてくださいね。
このような悪循環を改善するためには、子ども自身が「自分の意思が尊重されている」と感じられる安心感が重要です。
また、幼い子どもや小学生といえど、ちゃんと人として尊重されることによって自己肯定感が高まり、ほかの人にも優しくできるようになるものです。
コツは以下の順で子どもに関わることです。
①「共感する」②「提案する」または「お願いする」③「ありがとうを伝える」
最初はうまくいかないかもしれませんが、皆さんのことをお手本にして、少しずつ学んでいくようになります。
子どもが大人をコントロールしようとしている時は、あえて刺激を与えないことも大切です。
よくおもちゃ屋さんの前で見かける「買って買って~!!ぎゃ~!!わ~!!」に対して有効なのは、反応しないことです。
「先生それは冷たいんじゃないの?」「丁寧に言い聞かせることも必要じゃないの?」そういうご意見もあるかもしれませんが、
泣いたり、わめいたりしなくても「話を聞いてもらえる」「共感してもらえる」と、子どもに信頼してもらうことの方が大切だと私は思います。