こんにちは、ひがし保育園です。子育てにおいて「褒美を与える」より大切なことって何だと思いますか?
「○○ができたらオモチャ買ってあげるね」「いうこと聞けたらお菓子あげるよ」などと、多くの方は日常的に子どもに「褒美を与える」ことを行い、それが良いことだと認識しているかもしれません。
確かに一時的にモチベーションが高まったり、喜びを感じたりすることもあります。
しかし、実は「褒美を与える」ことはそのような良い面だけでなく、デメリットがあることをご理解いただく必要があります。
ある研究では…学生のテストの成果に対して「褒美を与える」と→「やる気」が低下し、その後の点数が低下したという結果があります。
これは、自分の気持ちから生じた「やる気」が、「褒美」によって「何かもらえるから頑張る」という動機に入れ替わってしまうことが要因のひとつです。これをアンダーマイニング効果といいます。(損なう、傷つけるという意味)
金品やボーナスなど物質的な「褒美」を与えると、従業員のモチベーションが低下してしまうように、
子どもの良い行動を促すには「褒美を与える」ことが好ましくないことはご理解いただけましたか?
じゃあ、どうすればいいの……???
それは、「共感」と「私メッセージ」を伝えることです。
「うんうん…そっか、○○するのが面白かったんだね!(共感)」「先生も○○ちゃんみたいにやってみたいな~(私メッセージ)」
コツは、良いとか良くないとか評価しないこと。
「もっと遊びたいけど、お片付け頑張ったんだね(共感)」 「ありがとう!(私メッセージ)」
このように伝えることが「褒美を与える」より、ずっと効果が高く、お子さんとの信頼関係を深めていくのです。