ひがし保育園では、毎年、クッキングや菜園活動など、各クラスが工夫して、様々な食育活動に取り組んでいます。食育活動を通じて、ただ単に「食べる」だけでなく、五感を刺激しながら、食べ物に対して興味や関心を持って「食べる」ことを深めていきたいと思っています。

この日は、5歳児クラスでクッキングがありました。子ども達がずっと育てていたタマネギを使った、餃子の皮で作る簡単ピザです。子ども達は自分で好きにピザの具をトッピングしました。具材を乗せるだけの簡単なクッキングでしたが、好みの具の量が違うだけで、個性的なピザに大変身。

この日は給食と一緒にピザも食べましたが、いただきますの後、早速、ピザに手を伸ばす子もいましたよ。一口食べると「おいしい!」という声がたくさん聞こえてきました。タマネギの味は?と訊いてみると「甘いわ~」と答える子もいました。自分達が育てた野菜に興味を持った子ども達。これぞ食育の醍醐味です。

この日は、3歳児~5歳児クラスの子ども達がそれぞれ夏野菜の苗を植えました。どの苗もまだ小さくて、形の違う葉っぱが5月の風に吹かれて可愛く揺れています。それぞれの夏野菜を一か所に集めたので、自分のクラス以外の野菜も観察することが出来ます。

花の色や形、実の付き方など、それぞれの苗に違いがあるのに気づいていってほしいのもねらいの1つにありあます。普段、子ども達が口にしている野菜が、どんな花が咲いて、どんなにおいがして、どんな風に実って食卓に並ぶのか、これからの生長がとても楽しみです。

この日は、5歳児クラスの子ども達が、防災備蓄品の非常食を食べました。前回は、おかゆを食べましたが、今回はしっかり腹持ちする「おにぎり」です。お湯で作る場合は15分でできますが、ペットボトルの水でも1時間で食べることが出来ます。「えー、水で作ったら冷たいやん」と子どもの声が聞こえてきます。災害時には電気もガスも止まってしまい、あったかい食べ物が食べられない事を伝えると、子ども達も考え込んでいました。普段の食事であったかい食べ物が食べられることは、とてもありがたいことだと感じたようでした。

今後もひがし保育園の食育活動の様子をお伝えしていきたいと思います。