この日、5歳児クラスでクッキングがありました。お気に入りのエプロンを身に着けて、今回は豚汁作りに挑戦です。

ピーラーを使っての野菜の皮むきは、子ども達も慣れたもので、丁寧に皮をむく姿が見られました。

次の行程では、人参や大根を食べやすい大きさにカットしていきます。子ども達の顔は真剣そのもので、包丁を持つ手に緊張が走りますが、そんな子ども達の手の上に、先生達が優しく手を添えてくれるので、子ども達も安心して切ることができました。切り終えた子ども達の顔は、緊張から解き放たれた思いと、自分で切ることが出来た喜びが入り混じった嬉しそうな笑顔がほころんでいました。

野菜の下準備が出来ると、後は仕上げにかかります。豆腐やうすあげ、豚汁には欠かせない豚肉などの食材もお鍋に入れて、ぐつぐつ煮込みます。

部屋の中が湯気と出汁やお味噌の香りで、満たされ、お腹の鳴る音が今にも聞こえてきそうです。

配膳が終わり、まだ少し湯気が立つ具沢山の豚汁を目の前に、子ども達は目をキラキラさせています。いただきますの挨拶をした後は、「フー、フー」と冷ましながら、ゆっくりと豚汁を味わう子もいました。みんなで力を合わせて作った豚汁は、根菜のうまみと豚肉のコクをお味噌の風味が美味しくまとめ上げていて、極上の豚汁となりました。2つもあった大きな鍋は、おかわりの声がいつも以上に多くあり、あっという間にからっぽになりました。

5歳児クラスの子ども達が食べる給食の機会も、日に日に少なくなってきています。入園した頃は、野菜が苦手だった子が、いつの間にか給食に出る野菜が大好きになったり、おかわりをするなど、たくさん食べるようになってきました。体も随分と大きくなり、入園したての頃がとても懐かしく思います。給食の味は、たくさんある保育園の思い出の中の、大切な1つです。今回の豚汁の味も、子ども達にとって、とてもステキな思い出の味になったことでしょう。