この日、近隣中学校の生徒さんが2人、ひがし保育園へ体験学習に来てくれました。体験学習では保育園の他にも美容室など様々な職場体験の場があるのですが、この2人の生徒さんは、保育園を希望しており、しかも、2人ともひがし保育園の卒園生だったので、ひさしぶりの再会となりました。オリエンテーションの時は、中学校の制服を着ており、卒園してから8~9年ぐらい経つと面影もわからないくらい大きく成長していて驚きでしたが、ふとした瞬間の笑った顔を見ると、あの頃の面影がよみがえってきて、懐かしさと嬉しさがこみ上げてきました。

2歳児クラスと4歳児クラスに分かれて、子ども達と一緒に行事に参加したり、給食の時間もお弁当を持参して、子ども達と一緒に食べてくれました。実習生とは違った、もっと身近な「お姉ちゃん先生」に、子ども達もいっぱい甘えていました。「保育園のお仕事はどう?」と訊くと2人とも「楽しいです!」と笑顔で応えてくれました。近年、保育士を目指す学生が少なくなってきており、ますます人材確保、人材育成が難しくなってきていると言われていますが、将来ある若い生徒さんが、保育士の仕事を楽しいと言ってくれたのは、何より嬉しい言葉でした。

体験学習の2日間はあっという間に終わり、玄関でお見送りする時に、想い出話に華が咲きます。「保育園の時はどうやった?覚えてる?」と訊くと「楽しかったで!」と、また笑顔で応えてくれました。2人とも保育園時代の事をよく覚えており、発表会で緊張して逃げてしまったことや、お昼寝の時に1番に寝てたことなど、ごっこ遊びのことなど、細かいことも覚えていました。

ひがし保育園は、創立から18年目を迎えますが、創立当初より長く働いている先生が、今もたくさんおり、何人もの先生達が、卒園してから何年も経った子ども達と、ひがし保育園で過ごした日々を、一緒に楽しく振り返っていました。10年以上もひがし保育園で働いている先生がたくさんいるというのは、ひがし保育園の魅力の1つで、「昔から変わらず先生達が居てくれるのは、とても安心です」というありがたい言葉を保護者の皆様から頂いたこともあります。

 

卒園した子ども達がいつでも遊びに来てくれるような、子ども達にとっても保護者の皆様にとっても安心できる園であることを、今後も大切にしていきたいと思います。