雨の降る日が多くなってきました。いつの間にか梅雨入りもしており、子ども達は『また雨か…』『むしむしするなぁ』と、季節の移り変わりを肌で感じているようです。
その日は大雨が降り、翌日は雨が上がって晴れ間も見えましたが、園庭には大きな大きな水たまりが出来ていました。外で遊びたかったなと残念そうに園庭を眺める子ども達。そんな子ども達のために、先生達が裏でこっそりとサプライズの準備を進めていました。その時間が来て、先生達が子ども達に伝えます。
「今日は、どろんこ遊びをするよ!」

子ども達の目がキラキラ嬉しそうに輝きます。園庭に出ると、裸足で水たまりめがけて走り出す子ども達。まずは感触を楽しむかのように、片足を水たまりにつけて、ばしゃばしゃ水しぶきをあげて遊び始めていました。

水の感触や冷たさに慣れてくると、両足をそーっと水につける子もおれば、大胆にジャンプしたり、小走りする子もおり、体全身で季節を味わっていました。

別の日、朝から園庭で遊ぶクラスがありました。虫探しが大好きな子ども達は、今日も虫探しに夢中です。パンジーが咲くプランターにも虫がいないか探していると、どくどくとげとげしい幼虫を発見…。

子ども達には触らないようにと伝えながら、何の幼虫か先生達が調べてみると、ツマグロヒョウモンの幼虫だということがわかりました。このどくどくしいとげは、鳥などの外敵に毒があると思わせるもので実際には毒性はないとの事。まずは一安心ですが、子ども達にはそのまま触らず観察していくことにしました。

別の日には、小さな水滴のようなキラキラした模様がついているサナギを見つけました。このサナギもツマグロヒョウモンの幼虫がサナギになった姿で、このキラキラした模様も同様に、鳥などの外敵に毒があると思わせるものとの事。子ども達は美しいキラキラした模様に目が釘付けです。先生達は、子ども達となぜキラキラがついているのか、一緒に考えます。
『キラキラしたもの間違えて食べたからかな?』
『こんなん食べたら、オエってするから?』
『鳥が食べたら、歯、折れるで!』
子ども達は一生懸命考え、面白い意見がたくさん出てきました。この考えることに、深い意味があります。
ツマグロヒョウモンの幼虫もサナギも、この時期にしか見られないもので、生きた教材を使った活きた教育。まさに「主体的・対話的で深い学び」のあるアクティブラーニングです。


どのクラスの子ども達も、この時期にしかできない、季節に応じた遊びを心から楽しんでいます。