7月5日は、5歳児の子ども達が心待ちにしていた夏の特別行事『わくわく保育』がありました。『わくわく保育』に取り組むうえで大切にしてきた大きなテーマがあります。そのテーマとは

 

『みんなちがってみんないい!みんな集まると素敵だね!』

この日を迎えるために、子ども達はいろいろなものを作ったり、ダンスやクイズなど練習を重ねたりしてきました。1つの目標に向かって子ども達自身が協力し合いながら準備を進めていく。その過程の中で、自分の思い通りにいかないことがあったり、友達と意見がぶつかったりすることもあったことでしょう。そんな時、子ども達は、自分の気持ちと葛藤し、どうすれば解決できるのか、どうしたら目標に向けて一歩進めるのか、そんな自分や友達の気持ちと折り合いをつけていく場面がたくさん見られました。

5歳児クラスは、どの子も個性にあふれており、子どもらしく自分の気持ちを素直に出せる子がいっぱい!だからこそ、時に自分とは違う気持ちの友達とぶつかることも…。そんなときは、自分の気持ちも受け入れてもらいつつ、相手の気持ちも認めていく。みんなちがってることもあるんだよ、ちがっててもいいんだよと担任は何度も何度も伝えていきました。

だから子ども達は安心して自分の気持ちを伝えられるようになっていき、相手の話にも耳を傾けることができるようになってきました。『わくわく保育』のテーマにあるねらいはそこにあります。そんな子ども達が集団になって集まると、とても大きな力を発揮します。その大きな力が『わくわく保育』を成功へと導きました。

当日お迎えに来た保護者の皆様に向かって、子ども達は「めっちゃ楽しかった!」と、とびきりの笑顔で伝えていました。その笑顔の奥には『わくわく保育』を通じて、ひとまわり大きく成長した姿が感じられました。保護者の皆様も、お迎えの時間や荷物の用意など、ご協力いただき本当にありがとうございました!

 

さぁ、次は秋に向かって運動会があります。『わくわく保育』で様々な場面を自分たちの力で乗り越えていけるようになってきた子ども達。運動会でも大きな力を発揮できるよう、しっかりと支えていきたいと思います。