子ども達が育てたナスの苗が、夏の日差しをたっぷり浴びて、いつのまにか見事なナスに実っていました。そのナスをたくさん収穫し、この日、子ども達と一緒にクッキングもしました。エプロンをつけて、手もきれいに洗い、これから始まるクッキングにワクワクした気持ちを抑えられない子ども達も、包丁を目の前にすると真剣な表情に。保育士と一緒に包丁を持ってゆっくり切っていきました。収穫したばかりのナスはとても新鮮で切った断面もきれいな色をしていましたよ。

 

子ども達が切ったナスをホットプレートで炒めて、だし醤油で味付けして食べました。皮は食感を感じるくらいの程よい硬さで、その実に甘辛いだし醤油が実に染みており、「美味しい!」という声があちらこちらで聞こえてきました。

その声をきいて、ナスが苦手な子もちょっと食べてみようかな?という気持ちになり、パクリと食べていました!その『食べてみようかな?』と気持ちが変化したところに、食育の意義があります。夏野菜を育てて、料理して、今まで苦手だった食べ物も、少し食べられるようになった子ども達。そんなステキな瞬間にたくさん出会えました!

食べ物が口の中に入るまでに、土を準備する・育てる・収穫する・料理するなど他にもたくさんの工程があり、その工程の数以上にたくさんの人の手がかかっています。そんなことに少しでも気づいてもらい、食べ物に感謝の気持ちが持てるように、これからも食育活動に取り組んでいきたいと思います。